アダルトアニメを見ていると、タイトルの後ろに「Play Movie」(プレイムービー)と書かれていることがあります。他のアニメとどこか違うのでしょうか?プレイしながら見るムービー?今日はプレイムービーをどこよりも分かりやすく解説します。
Play Movieは静止画
結論から言うと、プレイムービーも普通の動画です。名前に「プレイ」が付きますが、ゲームではないので、キャラクターを操作することはありません。言い方を変えると「エロゲーのプレイ画面が表示されて、セリフや字幕が流れるムービー」です。
ここで一つ、大切なポイントがあります。プレイムービーは動画ですが、表示される絵は静止画ということです。
例えるなら紙芝居のような動画です。Hな画像と字幕が表示されて、そこに声優さんのセリフやBGMが流れます。画像はCGなので非常にキレイですが、おっぱいが揺れたり、腰を振ったりといった動きはありません。なんだか中途半端な気がしませんか?
Play Movieはゲームが原作
なぜ非常にキレイなCGを使っているのに動きがないのでしょうか。プレイムービーは価格を抑えることを重視しているのです。プレイムービーには原作となるゲーム(エロゲー)があり、ゲームメーカーさんはそのときに制作したCGや音声データなどを持っています。
これらはハードディスクにしまったままでは利益を生むことはありませんよね。でも、CGや音声データを動画化の得意なWORLDPG ANIMATIONさんへ依頼するとプレイムービーという新しい商品を生むことができるのです。このようにして制作されたプレイムービーのパッケージには「WORLD-PG Anime」の赤いロゴが入っています。
同じ方法で作られたものにThe Motion Anime(モーションアニメ)があります。モーションアニメはちゃんと動画です。静止画ではありません。両者の違いはCGを動かすか・静止画を使うかということ。
Play Movieは廉価版
プレイムービーもモーションアニメもゲームメーカーさんから預かった素材をWORLDPG ANIMATIONさんが動画にしています。違いは静止画か動画か。静止画で済ませている分、おそらく制作期間や制作費も抑えられているはずです。
つまり、プレイムービーはモーションアニメの廉価版だと考えてもらっていいでしょう。モーションアニメの半額程度なので手に入れ易い分、アニメのような動きはないので臨場感では劣ります。
タイトル数も多く、モーションアニメと比べると現時点では4倍ほどの作品を楽しめます。(2021年現在)ゲームメーカーさんとしては「まずは安価なプレイムービー化で試してみて、利益になるならモーションアニメ化してみよう」と考えている段階かもしれません。
手ごろな価格で買えるということは悪いことではありませんよね。ただ、個人的にはモーションアニメ推しです。価格はゲーム>モーションアニメ>プレイムービーの順で安くなります。モーションアニメとプレイムービーの価格差は大きくありません。なら、滑らかな動きが楽しめるプレイムービーの方がいいと思うのです。
もし、興味のあるタイトルでモーションアニメ版とプレイムービー版の両方があったら、サンプル動画を見比べてから選んではどうでしょう。
【Play Movieの特徴】
・絵の質感は高いが、動きはない
・ダウンロード版の価格は1,100円
・非ダウンロード版(7日間)なら半額程度
・パソコン、スマホ、タブレットなどで再生可能