毎度のことですがバニラさんの作品は絵が雑で、ベタっとした安っぽい色や、縮尺も適当。全編通して主人公の顔すら一定しておらず、時々別人にしか見えません。それと、先端恐怖症と言うのでしょうか、注射とか苦手な方は止めておいた方がいいでしょう。主人公が院長の娘を凌辱して針を刺すシーンがあるのですが、痛々しくて醒めてしまいました。

水野総合病院は医科大学と看護学校を併設する地元でも有名な大病院。ヒロインの尾崎祐美（おざきゆみ）はその看護学校に通ってる。ごく普通の学生だったが、一つだけ人には言えない秘密があった。それは実の兄・博人に兄妹以上の特別な感情を抱いていたのだ。モヤモヤした感情を抱きつつ、博人の看病をしたい一心で、特別看護士の教習を受けることに。

水野総合病院は医科大学と看護学校を併設する地元でも有名な大病院。ヒロインの佐伯希美（さえきのぞみ）はその病院に勤める小児科のナースだった。希美の夫は単身赴任で家を空けていて、新婚まもない希美は寂しさを感じていた。ただ、いとこの博人（ひろと）や裕美（ゆみ）と接することでなんとか寂しさを紛らわせていたのだった。

まず、パッケージ表面の顔に違和感があります。似てないことはないんですが、実際の映像ではここまで子どもっぽい顔ではないし。2007年の作品ですが、さすがミルキーさん、今見ても絵の質感は悪くありません。コテコテな感じだけどストーリーも結構好きです。本編は連鎖病棟の第1話と2話を合わせて60分、あとの20分は特典というより宣伝です。

真面目なナースを陥れて悪いオジサンに弄ばれるというお話です。この手のストーリーは嫌いではありません。むしろ好きかも。（汗）ただ。プレイムービー版なんですよねぇ。プレイムービーは紙芝居のように静止画があって、そこへ声優さんの声や効果音がのる動画です。絵はオリジナルのPCゲームからCGを流用するので非常にキレイですが静止画なのでおっぱいが揺れたりはしません。

原作は2001年に発売されたPCゲームで、2003年には続編「白き天使達の輪舞2」もリリースされた人気シリーズです。今作は、ボリュームが少ないものの好評を博した第一作目のアニメ版ですが、あまりお薦めしたくないバニラさんのタイトル。絵の線は雑、色はのっぺり、背景は無しとコストカット感が凄まじい点がバニラさんの作品の特徴です。

ストーリー事態は悪くないのですが、絵がちょっと。バニラクオリティと言うのでしょうか、手抜き感が半端ない。のっぺりした肌、殺風景な背景、かと言って値段が安いワケでもない。閉鎖病院・後編のパッケージなんて手抜きどころか、売ろうという意気込みすら感じられません。絵もストーリーも楽しみたい私には正直物足りない作品です。

本作は2021年1月に発売された当時は1,100円でしたが3ヶ月で半額の500円まで値下げされています。しかも「新作」と書かれているのに。よほど売れてないのでしょう。プレイムービーにしたのが失敗だったんじゃないかと思います。もちろんオススメはできません。私の好きなナース属性なので残念です。

「バニラ」レーベルから過去に発売された作品からおいしいところを集めて120分にまとめたダイジェスト版。「閉鎖病棟」「スポットライト」「白き天使達の輪舞」「女畜」「辱アナ」「羞中恥療室」「エンドレスセレナーデ」「医辱」「12人の女教師」「女教師・裕美の放課後」からエッチシーンを濃縮して収録。働くお姉さんをテーマにしていますがナース作品が多め。

アニメ版では入院の経緯などは語られず、ストーリーなんて無いものと割り切る必要がある作品です。エッチシーンは多いものの話の流れが掴めないし、次々と人の弱みを握ってナースを犯しまくるゲスな主人公の行動に着いていけません。ダイジェスト版ではないので見るならこっちがお得ですが、個人的にはちょっとお薦めはできません。